ヒートマップを活用する6つのメリット|Webサイトの改善に活かす方法も解説

CXBOTTLE編集部
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ヒートマップとは


ヒートマップとは、Webサイトにおけるユーザー行動を、色によって可視化したものです。データを細かく数字で見るよりも、色の配置によってユーザーの反応が分かりやすくなります。


ヒートマップの見方は大きく分けて3つあります。1つは熟読エリアと言い、ユーザーが頻繁に見ているコンテンツを赤、そうではないコンテンツを青に表示する機能です。2つ目は終了エリアと言い、ユーザーが離脱した箇所が分かります。

3つ目のクリック位置は、ユーザーがサイト内でクリック行動をよく取っている箇所を赤く表示する機能です。

これらのヒートマップの見方をマスターすることで、Web解析がスムーズになり、サイト改善に役立ちます。

ヒートマップの由来とは


地図上の気温を分かりやすく示す時、気温がとても高い地域は赤、やや高い地域はオレンジといったように、色分けして地域を表現すると、エリアごとの特徴が分かりやすくなります。サーモグラフィーカメラを通して人を見ると、体温が高い場所ほど赤く映ります。

ヒートマップは人の行動を温度になぞらえ、よく人が触れている部分を赤、そうでない部分を青と表示しているものです。

ヒートマップで分析できる情報の種類は4つ


Webサイトの改善に使われるヒートマップは大きく分けて4つの種類があり、それぞれに特徴や何を可視化しているかが異なります。どれも共通して、割合や数値が大きいものは赤、小さいものは青で表示されます。

1:スクロールヒートマップ

スクロールヒートマップでは、ページスクロールのどこでユーザーが離脱したかというデータを得られます。ページ下部にあってユーザーに届けたいコンテンツが、実際に読まれているかどうかまで把握できます。

作りこんだコンテンツのどこまでがユーザーに届いているのか、PVよりも詳しく知ることが可能です。

2:クリックヒートマップ

クリックヒートマップは、ページ内でユーザーがよくクリックしている場所を可視化します。コンバージョン達成に結びつくボタンが機能しているか知りたい時に役立ちます。

また、ボタンやリンクがない場所のクリックも表示するので、デザイン上の問題発見にも繋がるでしょう。これを参考に、ユーザーが使いやすいようにボタン周辺のコンテンツを改められます。

3:アテンションヒートマップ

アテンションヒートマップは、ユーザーがよく読んでいる箇所を赤に、あまり読んでいない箇所を青に表示し、注目を集めているコンテンツを可視化します。ユーザーから人気のあるコンテンツを見つけることが可能です。

熟読率が高い一方で離脱率も高い箇所があれば、内容が難しくなっている可能性もあります。アテンションヒートマップだけを見て考えるのではなく、他データと照合し、仮説を立ててコンテンツ改善に結びつけると良いでしょう。

4:マウスフローヒートマップ

マウスフローヒートマップは、マウスカーソルが移動した場所を可視化するものです。マウスカーソルと視線の動きはほぼ一致するため、ユーザーが画面のどの部分を見ているか把握しやすくなります。

マウスの動きを見て、ページのどこに人気があるか、視線の動きに連動してどこにボタンを設置するべきかといったことの把握・改善に繋がります。

ヒートマップツールに備わっている基本機能3つ


専門的な知識がなくてもヒートマップを使って自社サイトの解析ができる、ヒートマップツールがWeb上に提供されています。

Webサイト内のページにおけるユーザーの行動を色で表現してくれるヒートマップツールは、注目されています。ここでは、ヒートマップツールに備わっている3つの基本機能を紹介しましょう。

1:Webサイト上でのユーザー行動を可視化できる

ヒートマップツールの大きな特徴である色分けによって、ユーザーがどのような行動をとっているのか、視覚的に分かりやすくなります。そのため、Web解析に必要な用語や数値に十分な知識を持っていなくても、直感的にサイトの現状を把握できます。

PV数やコンバージョンでは把握しきれない細かな行動までチェックできるので、サイト改善の方策を立てる際により役立つでしょう。

2:デバイスごとのユーザー行動を確認できる

多くのヒートマップツールに備わっている機能として、デバイスの種類ごとにユーザー行動を分けて確認できるというものがあります。

デバイスによって表示形式やデザインが変化するレスポンシブなWebサイトの場合、特にこの機能は役に立つでしょう。パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末それぞれの特徴を活かしたWebコンテンツ改善に繋げられます。

3:ユーザーを行動の特徴で分類できる

Webサイトを訪れるユーザー1人ひとりの違う行動を特徴別に分類して、解析することも可能です。

例えばコンバージョンに至ったユーザーと至っていないユーザーを分類し、どこで離脱の差が生まれたのかを分析できます。ここで得られる情報をもとに、コンバージョン改善へのヒントが見つかる可能性があります。

ヒートマップを活用する6つのメリット


ここまで、ヒートマップツールの特徴や分かることを紹介してきました。ヒートマップを用いることで、具体的なデータを獲得しサイト改善に活用できます。

ここで、ヒートマップを活用する6つのメリットを説明していきます。

1:ユーザーがWebページのどこに興味を抱くのか分析できる

ヒートマップの赤い部分を見ることで、Webページ上のユーザーがよく見ている場所が見えてきます。ユーザーがよく見ている場所は、興味を持っている場所になります。

ユーザーの細かい行動が分かることで、サイトがどのように効果を及ぼしているのか分かり、サイトの構成を改善する必要性について検討可能になります。

2:ユーザーがWebページから離脱する場所を知り改善できる

ヒートマップを見ることで、ユーザーがサイトから離脱するポイントを把握し改善できます。コンテンツを掲載する順番を修正するだけでも、離脱率に影響を及ぼすことが可能です。

また、ユーザーが興味を持っている部分を拡大し、反対に興味を持たれていない部分を改善することで、サイトの滞在時間を延ばすことができるでしょう。

3:信頼度の高いデータが数値で手に入る

ヒートマップで表示されるデータは、信頼性の高い定量的データです。

ヒートマップツールを用いて収集したデータを使ってサイト改善すれば、納得のいく結果を得やすくなります。また、データをもとに上司にサイトコンテンツ改変を提案すれば、説得力のあるプレゼンができるでしょう。

4:クリックされやすいサイトのつくりを知ることができる

クリックヒートマップでサイトの傾向を把握しながらサイト改善を繰り返していくことで、どのようなサイトデザインだとユーザーにクリックされやすいのか、次第に分かってくるでしょう。

デザインだけではなく、サイトの構成や文章の流れも、クリック率に繋がります。ヒートマップでは、サイトをトータルしてユーザーの動きを解析可能です。

サイトデザインを修正し、リンクの場所やボタンの場所を変えることで、コンバージョンに繋がるクリック率を高められます。

5:ユーザーの興味に寄り添うことでSEO対策につながる

ヒートマップのデータを参考にしてWebサイトを改善させることは、ユーザーの行動に寄り添ったサイト構築に繋がります。

ヒートマップを見て、ユーザーが頻繁に見ている部分を拡大し、反対にあまり見られていない分かりにくい部分を改善していき、その結果、新たにサイトを訪問する人にとってより快適なサイトとなり、検索結果でも上位に表示されやすくなります。

このように、ヒートマップ活用はSEO対策に効果を持つので、SEO対策の観点でも導入しておくと良いでしょう。

6:ユーザーの潜在的なニーズを知ることができる

ヒートマップでは、PV数やコンバージョン数よりも細かいユーザーの行動を可視化できます。ユーザー行動のベースには、ユーザーの興味や嗜好が隠れています。

そのため、ヒートマップでサイトを分析していくことは、ユーザーの潜在的ニーズを探ることにも繋がるということです。

潜在的ニーズを満たしてくれるサイトは、ユーザーにとって満足度の高いサイトです。ヒートマップを見ていく中で発見されたユーザーニーズをサイトに組み込めば、ユーザーに求められ、コンバージョンが高いサイトに近づくでしょう。

ヒートマップのデメリット


ヒートマップにはメリットもありますが、デメリットもあります。実際に活用しようとする時には、その部分についても知っておくことで、効果が発揮できるでしょう。

ここでは、ヒートマップのデメリットを2つ紹介します。

入力フォームの分析は難しい

ヒートマップの特性として、入力フォームにおけるユーザー行動の把握を十分に行うことは困難です。そのため、入力フォームに課題を感じて改善を考えたい場合には、他の分析ツールを活用するのが良いでしょう。

1ページ分の分析しかできない

ヒートマップでの分析は、サイトの1ページ分しかできません。サイト全体を通して見たい場合には、ヒートマップのメリットを十分に活かせない可能性があります。

該当ページを詳しく分析したい場合にはヒートマップを、そうでない場合には他のツールを選択し、使い分けることがおすすめです。

ヒートマップを活用するポイント4つ


ヒートマップを分析に導入し、サイト改善していくためには、いくつかのポイントがあります。ポイントを押さえることで、ユーザー行動の理解に努めましょう。

ここから、ヒートマップを活用する際のポイントを4つ紹介します。

1:離脱状況を参考にサイトの内容を改善する

ユーザーが離脱しやすい場所は、ユーザーが分かりにくいと感じたり、そのサイト内では求めている情報や体験を得られないと判断したりした場所であることが多くなっています。

離脱が多い場所のテキスト内容や図、画像が適切に使われているか、見直す必要があります。

また、コンバージョンが発生する場所に残っているユーザーが少ない場合は、それ以前にユーザー離脱が発生しているということです。コンバージョン地点を移動させることも改善手段の1つです。

2:クリックの状況を参考にコンテンツの位置を改善する

ユーザーがどこでクリック行動を起こしているかは、重要なチェックポイントです。特に注目したいのは、ボタンやリンクがなくてもクリックが発生している部分です。

クリックは、別のページに移動したい時や、画面拡大率を変化させたい場合に行われる行動です。

何もないのにクリックされている場所は、周囲のデザインやコンテンツの位置が不適切になっていないか確認しましょう。

3:閲覧の動線を把握し顧客目線でサイトを構成する

ヒートマップで具体的なユーザー行動を把握することで、ユーザーが持っている考えやニーズをくみ取ることが可能です。サイト上のどこが分かりにくくどこが興味を惹くのか、ユーザーの目線になってサイトを見つめなおすことは、サイト改善に重要です。


ユーザーがクリックした場所を追いかけ、ユーザーの動きとサイト制作側が期待する動線が一致しているかチェックしましょう。一致していない場合は、サイトに求めているものが異なっている可能性があるので、顧客目線でコンテンツを見直します。

4:よく読まれている場所を参考に顧客のニーズを把握する

サイトの中で特によく読まれている場所には、ユーザーが求めているコンテンツが含まれている可能性が高い場所です。ここに注目してヒートマップを見ることは重要となります。

ただし、サイト制作の意図とは裏腹に熟読されている場所があった場合、ユーザーニーズの可能性と同時に、内容が難しくユーザーが立ち止まってしまっている可能性もあります。その他の要因と併せて判断しましょう。

反対に、注目してほしい場所があまり読まれていないことが判明した場合、ユーザーニーズとのズレが表れています。十分に分かりやすい表現になっているか、ターゲット層とコンテンツが一致しているか、見直しが必要です。

ヒートマップツールを選ぶ際注意すべきポイント6つ


ヒートマップツールは多数展開されていますが、導入する際はそれぞれを比較し、目的に合うツールを選択する必要があります。


自社で運営しているサイトに適しているヒートマップツールを選べるようになりましょう。ここでは、ヒートマップツールを選ぶ際に気を付けたいポイントを6つ紹介します。

1:セグメント機能が搭載されているか

セグメント機能とは、データを分析する時にいくつかの条件に分けてユーザー行動を見ていくための機能です。

具体的には、デバイス別のユーザー行動を見るマルチデバイス対応や、コンバージョンを達成したユーザーとそうでないユーザーでの区別、サイト訪問回数での区別などがあります。

特にコンバージョンを改善したいと思っている場合には、セグメント機能を活用してユーザー行動を比較分析することが重要です。求めているセグメント機能が搭載されているかチェックしてツールを選択しましょう。

2:デバイスに合った機能が搭載されているか

ツールを導入する前に、自社サイトで行いたい分析が実現されるツールかどうかチェックしておきましょう。特に、訪問ユーザーが使っているデバイスに合致した機能を持つツールであることが重要です。

分析したいサイトのユーザーがパソコンから訪問することが多い場合、バナーやリンクが大きな意味を持ちます。反対にスマートフォンユーザーが多い場合、小さい画面内での注目箇所を知ることが必要です。

3:導入後のサポートはあるか

初めてヒートマップツールを導入する場合、使い方が分からず困ってしまうということも想定されます。使っていく上での疑問を解消するためのサポートがあるかどうか、事前に調べておくと安心です。

また、初めて使う時以外でも、利用上のトラブルが発生することは考えられるでしょう。問い合わせフローがしっかりしているか、メールや電話できちんと回答がもらえるかなどを把握しておきます。口コミを見たり、一度事前に問い合わせたりしてみると良いでしょう。

4:料金体系は適正か

ツールによって、導入・利用にかかるコストは異なります。無料で使えるツールから、数十万円かかるものまであり、それぞれで機能も違っています。

多くのヒートマップは、ページビュー数やドメイン数で決まるなどといった、独自の料金体系が取られています。使い始める前に、無駄な料金がかからないか、自分の使い方に合っているかチェックしておくと良いでしょう。

5:トライアル期間があるか

どのツールも、実際に使ってみないと具体的な使い勝手は分かりません。費用をかけて導入したものの思ったような効果を得られなかったという状況を避けるために、無料トライアル期間を活用しましょう。

無料トライアル期間中に自分の使い方に合っているか、使い方は分かりやすいか、といった部分を実際に体験し、他のツールと比較できます。特に初めてヒートマップツールを使う場合には、無料トライアル期間の存在は重要です。

6:日本語対応か

ヒートマップツールの活用や英語での操作に慣れていない人は、日本語に対応しているツールを選ぶようにしましょう。

ヒートマップツールの中には海外製品もあり、ツールの操作画面や問い合わせが全て英語仕様になっているものも存在します。

英語が分からないと使い方に慣れるまでに必要以上に時間がかかってしまい、トラブルが起きた際に問い合わせがスムーズにいかないなど、不安要素が出てきてしまいます。

ヒートマップのおすすめツール6選


ヒートマップツールはそれぞれ異なる特徴を持ち、サイトやツールの使い方、ヒートマップツールへの慣れによって、選びたいツールは違ってきます。

ここでは、今まで紹介したポイントをもとにして、おすすめのヒートマップツールを6つ紹介していきます。

1:Mouseflow

Mouseflowは、分かりやすさを重視したヒートマップツールです。デンマークのMouseflow社が提供しており、管理画面は英語表記になっています。日本の公式代理店によるサポートが充実しています。

ユーザー行動を録画して再生する、セッションリプレイ機能が搭載されているのが特徴です。コンバージョンに至ったユーザーとそうでないユーザーの比較も容易にできます。

2:ミエルカヒートマップ

ミエルカヒートマップは、初めてヒートマップを使う人にもおすすめのツールです。プランは無料を含めて複数あり、使い方に適するように無駄なくプラン選択できます。

ページを改善する前後でのキャプチャを自動で保存してくれる機能が搭載され、効果検証に役立ちます。

3:User Heat

User Heatは、30万PVまで無料で使えます。ユーザーのマウスの動きをはじめとする、ヒートマップとしての基本機能は無料で十分利用可能です。

マルチデバイスに対応しているため、デバイスによる見え方の違いも把握できます。コストパフォーマンスが高いため、とりあえず無料でヒートマップを試してみたい人におすすめです。

出典:5種類のヒートマップを無料で利用可能|User Heat
参照:https://userheat.com/whatheatmap

4:SiTest

SiTestは、ヒートマップの活用からWebサイトの改善まで、トータルで可能となるツールです。A/BテストやEFOも充実しており、Webサイトを最適化するために大きく役立ちます。

導入後は無料サポートもあり、安心して利用できます。開発・運営は日本国内であり、日本語で分かりやすい表記になっているのもポイントです。

5:UXCam

UXCamは、制限付きで無料トライアル版が用意されています。有料版になるとセッション数が増加するので、まずは無料版でヒートマップを試してみてから有料版に移行すると良いでしょう。

拡張機能が備わっているので、ユーザーレコーディングやヒートマップといった既存の機能に加え、より質の高い解析が可能になります。

6:Ptengine

Ptengineはマルチデバイス対応しており、それらをまとめて解析もできるようになっています。初心者でも使いやすい仕様で、日本語対応やチャットによるサポートも充実しており、他のサービスと連携することで、さらに優秀なアクセス解析ツールとして活用可能です。

ヒートマップをWebサイトの改善に役立てよう


ヒートマップツールを活用することで、ユーザーの動きを詳細に知りながらWebサイト改善に繋げることが可能です。

無料で使い始められるツールもあり、初心者でもWeb解析に挑戦しやすいでしょう。ぜひ、自身のスタイルに合ったヒートマップを導入して、Webサイト改善に役立ててください。

LPやWebデザインを効率的に検索するには

たくさんのサイトを検索して参考になるデザインを探すのは時間がかかって大変です。
そこでおすすめなのが、LeanGoの提供する「Dejam」です。

https://leango.co.jp/dejam/
「Dejam」は、豊富なデザインデータベースを無料で公開している、LP・Webデザインの参考事例サイトです。
業種や画面名などでデザインを検索することができます。
デザインを検索したい方は活用してみましょう。

記事スコア: 8

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