グロースハックのおすすめ本7選|入門書から上級向けまで

CXBOTTLE編集部
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効果的なグロースハックの勉強方法とは

最近、日本でも注目を浴びるようになってきたグロースハック。しばしばマーケティングと混同されがちな概念なのですが、実際はさまざまな点で異なるものです。マーケティングがビジネスの外側へ向けた活動だとすると、グロースハックは企業の内側に向いた活動といえる…のですが、詳しくは別の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください。

グロースハックについて
https://cxbottle.com/users/cxeditor01/DuYM6XvnxHnUUV7sS60W
グロースハックとマーケティングの違い
https://cxbottle.com/users/cxeditor01/QM1eAwjL0qvQIwUfF8OZ

グロースハックに興味を持ったとはいえ、何をどうやって勉強したらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。

グロースハッカーについて知ることで、採用担当者や経営層の方々にとっては、企業に不足しているグロースハッカーを置くメリットがわかります。また、グロースハッカーを目指す人にとっては、どんなスキルや知識を身につけていけばよいかがわかります。
そこで本記事では、グロースハックについて知ることができる本を入門書から上級者向けまで幅広くご紹介します。

おすすめ本1:Hacking Growth グロースハック完全読本

https://www.amazon.co.jp/dp/4822255824/

  • 発売日:2018/9/18

  • 著者:ショーン・エリス、モーガン・ブラウン

  • 監修:金山 裕樹

  • 翻訳:門脇 弘典

  • ページ数:372ページ

  • 出版社:日経BP

  • Kindle版:あり

著者について

「グロースハック」という概念の名付け親としても知られているショーン・エリス(Sean Ellis)氏の著書です。ショーン・エリス氏は、オンラインストレージサービスで有名なDropBox社の創業期にマーケティングを担い、DropBoxを世界中に知らしめた立役者でもある人物。グロースハックの第一人者といっても過言ではないでしょう。

また、モーガン・ブラウン(Morgan Brown)氏は、シリコンバレーの有名アクセラレーターである「500 Startups」の「グロース・メンター」職に就いており、現在はFacebook社のプロダクト・マネジャーを務めています。

監修である金山裕樹氏は後ほどご紹介する「いちばんやさしいグロースハックの教本」を執筆されています。日本においてグロースハックといえば金山氏ともいえるほど。金山氏はヤフー株式会社でライフスタイルメディアを立ち上げたのち、株式会社VASILYを設立。現在は株式会社ZOZOテクノロジーズ代表取締役CINOに就任しています。

本書の特徴

本書では、グロースハックの成功事例を古いものではMSNのhotmailから紹介しており、非常に近しいプロダクトから知ることができるため理解がしやすくなっています。正体のわからないグロースハックも、「こういう取り組みを行うことなのか」と多くの事例を知ることで感覚をつかみやすいのではないでしょうか。

本書は2部構成となっています。1部の「グロースハックの基本」では、チームの立ち上げ方や指標の立て方、実際の改善手法など、自社でグロースハックに取り組む際に知っておくべきことが網羅的に記されています。

2部「グロースハックの実践」は、その名のとおり1章から一歩踏み込んだ内容となっております。実際にユーザーを獲得し、プロダクトやサービスの利用をアクティブ化させ、その状態をできるだけ長く維持した上で収益化へとつなげる、まさにグロースハッカーが行うべきミッションについて事細かに解説しています。

自身がグロースハッカーを目指す際には言うまでもなく、マーケティング部門や人事部門、経営者が自社にグロースハックチームを設置する検討材料としても有用な一冊です。ゼロからガッツリ勉強したい方にオススメです!

本の口コミ

  • サービスを「成長させる」ための手法をたくさんの事例と合わせて、解説しています。特に成長するための「起爆剤」をつかむまでの努力、掴んでからどのようにそれを活用していくのか、地道な改善や取捨選択のための手法を丁寧に紹介してくれています。

  • 「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、通常は陽の目を見ることがなくても、地道にアイデア出し、実験を繰り返し、良いサービスを作りこむ。そして、ある時一気にサービスが育っていくという過程を勉強できます。

  • Webサービスがメインのように描かれていますが、別にWebサービスに限らず、学べる手法や考え方は山のようにありました。

  • グロースハックとは、顧客からのフィードバックを獲得・分析し、ビジネスを改善していくサイクルを継続することだと説明されています。インターネットの発達によって、ビジネスが加速しておりそれに対応するために企業の成長にグロースハックが必要だと筆者は主張しています。

  • グロースハックは科学者が実験をしてその結果を分析し考察して、次の実験につなげるという考えに近いように感じました。

おすすめ本2:いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略「いちばんやさしい教本」シリーズ

https://www.amazon.co.jp/dp/B01BY7HMYO/

  • 発売日:2016/1/22

  • 著者:金山 裕樹、梶谷 健人

  • ページ数:270ページ

  • 出版社:インプレス

  • Kindle版:あり

著者について

前項にて紹介した「Hacking Growth グロースハック完全読本」で監修を務めた金山裕樹氏と、金山氏が立ち上げたVASILY社の元グロースハッカーであった梶谷健人氏によるグロースハック解説本です。

金山氏はnoteやTwitterでグロースハックのノウハウを発信しているそうです。グロースハックについて勉強したい人は、一緒にチェックしておきましょう。

関連リンク
https://note.com/kajiken0630
https://twitter.com/kajikent

本書の特徴

本書の特徴は、なんといってもインプレス社の「いちばんやさしい教本」シリーズから出版されているということでしょう。『これから新しいことを始める人に向けた、「絶対に挫折しない」をコンセプトとした実用書』という名のとおり、「いちばんやさしい教本」シリーズは、とにかく懇切丁寧に説明がなされています。

したがって読了後はセミナーを1本受講したかのような達成感を味わえることが魅力ですもちろん感覚レベルではなく実務にも落とし込める内容なので、入門としてはぜひ通ってほしい一冊です。「グロースハック完全読本」よりボリュームがすっきりしており、初心者にオススメの一冊です。

本の口コミ

  • 本書では、「グロースハックとは何か?」「どのようにグロースハックを進めていけば良いか?」といった疑問について、著者のサービスや流行のサービスを例に、非常に具体的かつ分かりやすく解説されていました。

  • 本書を読んで感じたことは、「グロースハック=サービス開発そのもの」ということ。すなわち、本書はWebサービスを作り成長させていくために必要な要素が散りばめられていると言えるでしょう。

  • グロースハックを進めていくためのフレームワークを示した上で、各フレームワークの要素毎に、具体的事例を用いて説明してくれており、例えばユーザーアンケートを取る際にはどのように進めれば良いか、ということまで解説していました。本書は、タイトル通り、Webサービスを作っていくにおいて、いちばんやさいい教本なのではないかと言えるでしょう。

  • 初歩の初歩から解説してくれていて、非常にわかりやすいです。管理仕事が多くなってきた私にも、現場との共通の言語が生まれました。また現場の施策に対して、今まではなんとなく感覚でフィードバックしていましたが、これを読んだ後は、根拠を持って現場のメンバーに伝える事ができるので、とても重宝しています。

おすすめ本3:ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜

https://www.amazon.co.jp/dp/4344035755

  • 発売日:2020/3/18

  • 著者:須藤 憲司

  • ページ数:207ページ

  • 出版社:幻冬社

  • Kindle版:あり

著者について

著者の須藤 憲司氏は、2003年に早稲田大学を卒業後、株式会社リクルートに入社。マーケティング、新規事業開発部門を経て、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ執行役員という輝かしい経歴を持っています。

また、全社表彰グランドスラムを達成した経歴と実績ともに豊富なグロースハッカーで、2013年にはアメリカでKaizen Platform, Inc.を創業し、現在は日本、US、韓国、台湾の4拠点で事業を展開しています。

本の特徴

タイトルにあるとおり、「ハック思考」にフォーカスした本です。グロースハックとは?グロースハッカーになるには?という方法論には触れていないので注意してください。また、データというよりは須藤氏の持論が多くを占めているため、やや自己啓発本寄りでもあります(この点で評価が低くなっているようです)。

ただ、とにかく実績を上げてきた方であり、支持者も非常に多く、須藤氏の考えや理論に影響を受けたい、新たな知見を得たいという人には特に向いているといえるでしょう。須藤氏の考え方が大きく反映されているので、グロースハックの応用テクニックを知りたい人にオススメします。

本の口コミ

  • 良書。暗黙知が形式知として語られる本は少ないが、まさにそのような本の印象。ケーススタディを何万回もやってフレームを覚えるというより、法則性や規則性を見出す努力をしていくことでハックができるようになり、それによって成果が生まれるという点でおもしろい。筆者のリクルート時代に培われた人間観も非常に勉強になりました。

  • リクルートの重役はなかなか表に出てこないが、当時のリクルートのトップがどう筆者とコミュニケーション取っていたかも書かれており、示唆に富んだ内容になっている。

おすすめ本4:グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン

https://www.amazon.co.jp/dp/4800720052/

  • 発売日:2014/3/20

  • 著者:梅木 雄平

  • ページ数:160ページ

  • 出版社:ソーテック社

  • Kindle版:あり

著者について

梅木 雄平氏はスタートアップ情報に特化したメディアである「The Startup」を運営する株式会社The Startup代表取締役であり、スタートアップ企業へのコンサルティングやコンテンツ提供も手掛けています。慶応義塾大学商学部卒業。

梅木氏も自身のwebサイトにて情報を発信しているようです。こちらも一緒に見ておきたいですね!

http://thestartup.jp/

本書の特徴

表紙の印象だと手にとりにくそうな感じを受けますが、実際はページ数も少なくさらっと読み進めることができます。グロースハックの歴史から、グロースハッカーに必要な思考のフレームワークである「AARRR」などの基礎分野を押さえつつ、実際の成功事例を豊富に掲載しています。

すぐに実践したくなるような筆致でもあるので、基礎をしっかり押さえておさらいと意欲づけのため、2冊目以降に読むとよいかもしれません。

本の口コミ

  • BtoCをやっている、あまり資本力のない企業は参考になることも多いはず。お金を使わないでもできることはたくさんあるけれど、お金を使ったグロースを否定している訳でもなく、要は「何をしたいか」だと思います。

  • 小さく始めて大きく育てる、という考えは応用が効くと思います。お金をかけず、マーケティングで(特にWebを使って)の成果を勝ち取りたい人は一読の価値及び実践の価値があると思います。

  • 特に、メニュー本を出版する際に、SNSやブログのフィードバックを通じて、本の内容の一部を作り変えた事例がいい。そのフィードバックを通じて、より受け入れられるようにしてから全体の本を出版したら、すごく売れたそうです。

  • これからのIoTをつかったデータアナリティクスのビジネス利用にも使えそうな話だとおもいました。なにしろ、本でも製品でも、これからは作りっぱなし売りっぱなしのビジネスしか発想できないなら、ちょっとまずいし、その際にどういう方向があるかを考えさせられる本です。

おすすめ本5:グロースハッカー 第2版

https://www.amazon.co.jp/dp/4822250784/

  • 発売日:2015/2/19

  • 著者:ライアン・ホリデイ、加藤恭輔(解説)、佐藤由紀子(翻訳)

  • ページ数:190ページ

  • 出版社:ソーテック社

  • Kindle版:あり

著者について

ライアン・ホリディ(Ryan Holiday)氏は、米国のアパレル大手であるアメリカンアパレル社のマーケティング・ディレクター、メディア戦略家(ストラテジスト)です。本書以外にも多くのベストセラーを世に送り出していることでも知られています。

本書の特徴

FacebookやTwitter、Amazonといった名だたる企業のグロースハック事例や、米国の著名なグロースハッカーへのインタビュー、著者に寄せられた質問への回答、用語集など、グロースハックについて幅広い視点から知ることのできる本です。

ただしこちらも教本というよりはグロースハッカーとしての知見を深めることを目的としているので、グロースハックを一から学びたいという人は先に別の書籍で基礎を固めておいたほうがよさそうです。

本の口コミ

  • グロースハッカーとは何かについて説明しています。ネットマーケティングに詳しくない方にはとても読みにくいと思います。米国での成功例が多いのでその辺を理解していないと何を書いてあるのか意味がわかりません。Hotmailの成功例は一番わかりやすいかもしれないです。TwitterやFacebookくらいはわかると思いますが、聞いたことない言葉がいっぱい出てきます。文章だけでなく挿絵で説明していればもっと理解しやすいでしょう。読んだ後でもグロースハッカーとは一言で説明するのは難しいです。

  • いわゆる口コミマーケティングみたいなものですが、自然発生的ではなくシステムとして構築することが大事なのかそんなイメージで理解しました。

おすすめ本6:Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法

https://www.amazon.co.jp/dp/4873117119

  • 発売日:2015/1/24

  • 著者:アリステア・クロール、ベンジャミン・ヨスコビッツ

  • ページ数:400ページ

  • 出版社:オライリージャパン社

  • Kindle版:なし

  • 著者について

アリステア・クロール氏(Alistair Croll)は、起業家、作家、パブリックスピーカーとして20年の経歴を持ち、ウェブパフォーマンス・ビッグデータ・クラウドコンピューティング・スタートアップに知見があるとのことです。

また、ベンジャミン・ヨスコビッツ氏(Benjamin Yoskovitz)はウェブビジネスで15年以上の経験があるシリアルアントレプレナーであり、著者の運営する「Instigator Blog(https://instigatorblog.com)はスタートアップやアントレプレナーシップに関する人気ブログのひとつとなっています。

本書の特徴

本書は、スタートアップを最速で成功させるための手法である「リーンスタートアップ」において「計測すべき数値」にフォーカスを当てて解説しています。

グロースハッカーに不可欠な分析力を身につけるという点では良書ですが、やや難しい内容になるのである程度実務を始めてからステップアップのために読むのがよいかもしれません。

本の口コミ

  • ビジネスについて、その形態、フェーズごとに追うべき指標を明確に示しています。実践リーン・スタートアップ本だけでは、なかなかリーン・スタートアップを取り入れることができなかった人たちに、ぜひ読んでほしい。

  • 主にスタートアップ企業の念頭にWeb系サービスにおいて,うまく商売をやっていくうえでの指標や何に気をつけるべきかについて解説されています。

  • ECサイト(Amazon),SaaS(Dropbox),無料モバイルアプリ(スマホアプリ),メディアサイト(情報・ニュースサイト),ユーザー製作コンテンツ(Youtube,Wikipedia),ツーサイドマーケットプレイス(ヤフオク),社会に存在する主要なWebサービスこれに分類して,何が大事なのか,どういうビジネスモデルなのかを解説している。

  • 例えば,商売がうまくいっているかそうでないかを判断するための優れた指標について解説していたり,フリーミアムと有料モデルはどう使い分けるのがいいのかなど,かなり実践的な内容が入っていました。

  • 実際に存在する企業やサービスを分析した解説もあり,参考になります。Web系の会社に所属している人や自分でアフィリエイト等でWebでお金を稼ごうと考えている人なら参考になる部分がある。

おすすめ本7:A/Bテストの教科書

https://www.amazon.co.jp/dp/4839955220

  • 発売日:2015/12/9

  • 著者:野口 竜司

  • ページ数:288ページ

  • 出版社:マイナビ出版

  • Kindle版:あり(Kindle Unlimited対象)

著者について

野口 竜司氏は、ビックデータ活用・分析を得意とする株式会社イー・エージェンシーの取締役、世界No.1のA/BテストツールであるOptimizelyエバンジェリストです。

氏のnoteとTwitterも見てみてくださいね。

https://note.com/noguryu
https://twitter.com/noguryu

本書の特徴

この本はグロースハックを行う上で避けては通れないデータ分析を中心に記載されています。GoogleアナリティクスやA/Bテストの知識や技術は、グロースハッカーには必須のものです。A/Bテストは「なんとなく知っている」「本を読むほど難しいものではない」と誤解をされがちなのですが、テストの手法を誤ると正確なデータを得られないため、きちんと基礎を理解しておくほうがよいでしょう。

本書では概念や手法だけでなく実際にテストのできるお題まで用意されているので、この一冊でA/Bテストをマスターできます。グロースハッカーについて理解して、実務に携わる際には必携といえますね。グロースハックの基礎を抑えた上で読むのが良いでしょう。

本の口コミ

  • 入口から出口まで書かれてあり、タイトルにある通りでまさに教科書という感じでした。

  • 単純なテストの手法紹介のみにとどまらず、チームの組み方、組織の作り方や在り方まで紹介されています。Optimizlelyに寄っているのは著者の所属企業がゆえなのかもしれませんが、ツールの使い方ではなく一般化された具体的な手法についても詳しく書かれているため、マーケの初心者・初級者には特におすすめできます。

  • 本書はタイトル通り、A/Bテストのお作法から体制作りまで網羅されている。しかし、すぐにテストを実施したい小さな組織や、要点だけ知りたい人には不向き。

  • 良い特徴として、OptimizelyやPtengineなどA/Bテストで必要となるツールの紹介や、テストの事例が豊富に掲載されている点が挙げられます。

  • 時間は掛かるが、基礎からしっかりA/Bテストを学びたい人にオススメ。

まとめ

グロースハックは日本では新しい概念ながら、やはり海外では早くから本が出版されていたこともあり、歴史を知るなら海外の著者が書いたものから入り、日本向けにローカライズされた手法や事例を知るなら日本人の著者が書いたものへ移行するという流れがよいかもしれません。

また、数値を読み解くスキル、分析のスキルについては必須といえるので、本格的にグロースハックを身につけたい方はあわせて読んでおきましょう。ちなみに、Kindle Unlimitedを使うと無料で読める本がたくさんあるので、外出を控えている今のうちに読んでしまうのもよいのではないでしょうか。

記事スコア: 259

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